新型コロナウィルス感染対策
厳しい社会情勢のなか「コロナウィルスに関する研究」が世界各国で活発に行われています。なかでも私たちは科学的根拠に基づいた研究方法で行われた信頼性の高いデータを信用しなければなりません。最近のアメリカの著名な研究機関で行われた研究成果について記載させていただきます。ご参考にしてください。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大に、どのくらい無症状の感染者が関与しているのか?。米国疾病管理予防センターにおいて、無症状の感染者からの感染割合について決定分析モデルを用いて検討した結果、新規感染の50%以上が無症状の感染者からの曝露によると推定された。したがって、研究者らは、「感染拡大を効果的に制御するには、症状のある感染者の特定と隔離に加えて、無症状の感染者からの感染リスクを減らす必要がある。この結果は、安全で効果的なワクチンが利用可能になり広く使用されるまで、マスクの着用、手指衛生、ソーシャルディスタンス、具合が悪い人以外への戦略的検査といった対策が、コロナウィルスの拡大を遅らせるための基礎となることを示唆している」と考察している。
また、ワクチン接種については、米国で2020年12月14〜23日に初回投与されたファイザー社BioNTechのCOVID-19ワクチン接種約190万回で、21例(11.1例/100万回)にアナフィラキシーが発現し、そのうち71%は15分以内に発症したことを、米国疾病予防管理センター(CDC)が2021年1月6日に発表した。
なお、ファイザー社のワクチンは2回接種が必要で(3週間あける)、95%の予防確率であることも報告されている。現在、日本でも1回接種のワクチンの開発も進められている。
2021年01月30日 20:45