新型コロナウィルス感染における味覚障害について
新型コロナ感染症における患者の口腔徴候として「味覚障害」が注目されていますが、エビデンス(科学的根拠)の系統的レビューによりますと、味覚障害の有病率は45%、味覚減退は35%、味覚消失は24%であると報告されています。また、「味覚障害」は白人がアジア人の3倍出現し、感染症治癒後「味覚異常」は90%が消失しますが、10%は約4週間以上も継続したとのことです。さらに、「味覚障害」以外の口腔内症状として白斑および紅斑性プラーク、不正な潰瘍、小さな水疱、点状出血、剥離性歯肉炎などが出現したとの報告もあります。
口腔内に異常を感じたら、ご相談ください。
ワクチン接種も始まるようですが、日ごろの感染対策には十分お気を付けください。「3蜜」は特に重要で、飛沫感染が最も危険です。
2021年02月11日 13:29