それでも金属で修復しますか?
金属修復の問題点日本人ほど口腔内に金属で修復(治療)されている国民は世界でも珍しいと言われています。
金属修復は保険診療でも多用され、長期間にわたって壊れませんが、天然歯(本当の自分の歯)とは色も異なり、審美性に大きな問題があります。
さらに、下記のような問題点があります。
① 歯や歯ぐきの変色 ⇒ 金属イオンの溶出によって、長期間の使用では歯や歯ぐきが黒く変色してきます。
② 歯の破折 ⇒ 歯との弾性率の違い(金属が強すぎるため)から歯や歯根を破折させる危険があります。
③ 貴金属の高騰 ⇒ 最近、金やパラジウムの高騰によって、保険診療でも治療費が上がってきています。
④ 金属アレルギー ⇒ 金属イオンが溶出して口腔粘膜から血管を通って全身に運ばれ、手足や全身に発赤やかゆみが生じる可能性があります。
上記の理由によって、当院ではできるだけ金属を用いない修復治療を行っています。
最近は保険診療でも、新素材、新技術によって金属に代わる材料(ハイブリッド型コンポジットレジン)で修復治療を行うことが可能になってきました(歯の喪失などによる条件が伴うことがあります)。また、自費診療では現在のセラミックスでは最強のジルコニアを使用すれば、ほぼ天然歯と同じような色調と強さを有する材料で修復することも可能です。詳細は、ホームページの施術例をご覧ください。
ご質問があればホームページからでもお問い合わせください。
2021年04月18日 21:16