歯周病について(1)
皆さんお元気にお過ごしですか?コロナ禍に加えて、梅雨の季節に入りました。毎日がうっとうしい日々ですが、少しでも楽しいことを考えて明るい日々をお過ごしくださいね。さて、歯周病とは「細菌感染によって引き起こされる炎症性疾患で、歯の周りの歯ぐきや歯を支えている骨(歯槽骨)などが解けていく慢性的な疾患」です。静かに進行していくのでSilent Diseaseといいます。歯と歯茎の境目の清掃が行き届かないと、そこに多くの細菌が停滞し(歯垢 プラークの蓄積)、歯肉が発赤したり痛みが生じる炎症性反応が起こります(黄信号)。さらに進行すると、膿が出たり、歯が動揺してきます。歯がぐらぐらすると赤信号です。歯周病を放置しておくと、全身疾患(糖尿病、動脈硬化、早産、肥満など)を併発する危険性があります。黄信号になる前に、日ごろの口腔ケアと定期健診が重要です。黄信号になれば必ず歯科医院に来院してください。新型コロナウィルスに対するワクチン接種も始まっています。感染対策をしながら少しでも社会への行動範囲が広まることを期待しています。くれぐれもご自愛ください。
2021年05月22日 10:14