オーラルフレイルとは
フレイルとは、日本老年医学会が2014年に提唱した概念で「Frailty(虚弱)」の日本語訳です。 健康な状態と要介護状態の中間に位置し、身体的機能や認知機能の低下が見られる状態のことを指しますが、適切な治療や予防を行うことで要介護状態に進まずにすむ可能性があります。
オーラルフレイルとは、口腔機能の軽微な低下や食の偏りなどを含み、身体の衰え(フレイル)の一つに挙げられます。
オーラルフレイルの始まりは、
1) 滑舌の低下 2) 食べこぼし 3) わずかなむせ 4) 噛めない商品の増加 5) 口のなかの乾燥などが挙げられ、ほんの些細な症状で、見逃しやすく、気が付かないことが多いです。
歯科医院では、「オーラルフレイル」の状況を把握するために口腔機能の検査を行います。例えば、「舌圧検査」「咬合圧検査」「咀嚼能力検査」などがあります。
オーラルフレイルによる「口腔機能の低下」は、全身の機能低下『フレイル』に影響していることが明らかになっています。
「健康長寿」を目指して、「オーラルフレイル」の対策を行いましょう!