歯科健診の重要性
ところで、皆さんは最近「歯科健診」を受診されていますか?口腔ケアと全身疾患とのかかわりについて多くのエビデンス(科学的に立証された証拠)が報告されています。例えば、歯周疾患を有する人は、がんに罹るリスクが1.24倍、脳梗塞を発症するリスクは1.63倍、糖尿病に罹るリスクは2.0倍、心筋梗塞を発症するリスクは2.11倍になっています。60歳以上では3人に2人が歯周疾患を有するという報告もあります。また、幼少期のう蝕はずいぶん減少していますが、40歳以上では増加傾向にあるという報告もあります。ご自分のお口の中にもっと関心をもっていただき、大病にならないように未然に予防することが重要です。「歯科健診」によって口腔内を精査されることが健康維持、増進のための第一歩であることを強調させていただきます。「自分だけは大丈夫!」と思わないで、3か月に一度の「歯科健診」をお勧めします。
2021年07月25日 10:38